◆自分のことと考えて 2◆



自分の身に危機が迫るときというのは とにかく必死です。

事態に混乱し頭が真っ白にもなりますが、それと同時に「どうしたらいいか」と必死に考えます。

いつ起こるか分からない、なので普段から考えておくこと、準備しておくことがとっさの時役に立ちます。

 

 

私が考えたことをまとめてみました。

被災前の私のようにまだ災害に縁がないだろうと思っている人へ。

(その時の恐ろしさとかその後に感じ考えたり、みんなで助け合ったり、こういうことに真剣になるっていうのは、やはり実際に経験してみなければなかなかできないし、やっぱり分からないです。で、事が起きてから経験して痛い目を見てあの時ああすればよかったと後悔するんです。私もそうでした。

でも、ここまで色々と被害があっては もうそんなこと言ってられませんね。少しでもたしになれば…)


 

●地元地域の災害履歴を調べてみる。

  過去を知ることで実感もわくと思います。イメージしてみることも大切だと思います。

 


●ハザードマップなどとともに、自宅の周り、勤務地の周りを見渡してみる。

 ・どう水が流れてきそうか、

 うちの近所で言えば、山の上から降りてくるバイパスより水が流れてきます。

 ・ここまで水位が来たら、、、水は濁っているので風景は全く変わります

 ・周囲に、崩れてきそうなところはないか、危なそうなところはないか、

 ・高台で避難できそうなところはないか、

 冠水して足がつかなかったときは少し高くなっている空家の塀や電柱を伝ったりしがみつきました。近所の家の風景

 を知っていたのでまだ良かったです。着衣で泳ぐのはやっぱり泳ぎにくい、というより気が動転しているので思うよ

 うに体が動かなかった。水も一層冷たく感じて体に力が入らなかったです。



●自分の住む町と、周囲の町との高低差を知ること

 低いところに水は集まってきます。

 前回に書きました冠水の時、自宅、事務所周辺の水位は腰まででした。

 なのにちょっと行くとズボンと深くなり、5、60m行った先は首あたり、200mほど離れた第二工場は

 身長を越えました。ここよりもさらに低いところでは悲惨でした。

 僅かな高低差でも、水位は大きく違ってくるのです。

 


●避難するべきとは思っても行きづらい場合は多いです、、

             でも「何よりもまず命」と早くに悟れること、そして無事避難できること

 地元地域、自分の愛する家、また商売屋さんなど、 大事な物を守りたい気持ち、仕事への責任感・愛情で状況が気

 になりここから動けない、   そういうものだと思います、、どこで線を引くか…

 ただ外に出て川の様子を見にいくなんてできません。それこそ危ない。想像しているよりも水位が上がるのは本当に

 早い。状況が分からない状態で待機していては逃げ遅れてしまいます。

 

 一刻も早く 覚悟を決めて逃げること。やはり命が一番大切です。



●昔の人から学ぶ

 津波の話になりますが、これはどんな災害にも言えることでしょう。

 釜石市の小中学校では「津波てんでんこ」の教えが根付いています。

 これは津波の警報が出たら家族は気にせずに自分のことだけ考えていち早く避難しなさいという昔から伝わる教えの

 ことです。


 災害を多く経験した地元ならではの昔の人の知恵と教訓。

 昔からの生きた教訓が、きちんと活かされているおかげでたくさんの命が救われました!!

 犠牲になってしまった方々の命は無駄にされることなく活かされていると感じます。

 

 また、治水対策に大変力を入れていた戦国武将が造った堤防がいまなお人々を守っているという地域もあります。



●これらを家族で話し合う、近所のおじさんやおばさんと話し合う

 まず食卓で家族と。防災グッズの用意と避難場所の確認はどの家庭でもしているでしょう。そこから踏み込んでさら

 にリアルに考えていくことが大切です!

(「津波てんでんこ」の教えには、「あらかじめ家族で互いの行動を話し合っておく」ことが前提としてあります。

 携帯なんか使えない。ここで集合しようねといった話まできちんとしておかなくては。)

 また、近所で。町内の草取りなんかで。おじさん、おばさんの話のネットワークで周りにも広まるし、昔の話が聞け

 たりもします。

 

 

 地域での協力は、これからの時代ますます必要不可欠となってくるでしょう。

 こうして地域の結びつきが強くなったら、いざというとき助け合うこともできる。

 近所で声をかけやすくなったら、ちょっとした周りの異変などにも互いに気づけたり。

  

 


 

 

 災害が起きてしまったら、自分のことと考えなくちゃ。